英国視覚障害者協会
RNIB(Royal National Institute for the Blind)


 ロンドンの数ある鉄道駅舎の中でもっとも圧巻なのはセントパンクラス駅である。そこから数分のところにRNIBがある。2002年にこの場所に移転しているが、それまではリージェント・パークのそばにグレート・ポートランド・ストリートが走っており、同名の地下鉄駅から歩いて1,2分のところに英国視覚障害者協会RNIBがあった。これから行かれる方は新住所を確認するように。実は、私の友人がこのホームページを見て、旧住所に行ってしまったので、あわてて言い訳を書いている次第である。
 英国の中でも古くからの自助グループであり、今日では最も大きな当事者団体として一大勢力をもっている。英国の自助グループの特徴は、自らがサービス提供もサービスを提供している。そうしたサービス提供に関する情報提供は、拡大文字、点字、テープによって案内されているが、そのことについては我が国でも同様であろう。しかし、英国では多くの移民が受け入れられているので、ベンガル語、ヒンディ語、中国語など数カ国語にてインフォメーションが提供されているのが特徴である。
 サービス提供の分野は非常に広く、各種相談、日常生活用品の紹介・販売(写真参照、但し旧RNIBの写真である。今はもう少し明るいスペースとなっている)、ロービジョン相談、点字・拡大文字・トーキングブックの提供、協会所有のレジャーホテル、スポーツ、音楽、雇用サービス、職業訓練、リハビリテーション(各種視覚障害者生活訓練の提供)、教育、住宅サービス、などなど。そして、障害の理解に向けたキャンペーン、本人・家族向けの支援リーフレットなどが多数発行されている。
 もちろん、通りには視覚障害者が多く利用することもあり、横断歩道には点字ブロック(ロンドンの道路事情・参照)が敷設されている。といってもいわゆる誘導ブロックはなく、横断箇所の警告ブロックである。視覚障害者の用具の買い物などで、盲導犬を伴っている人、単独で歩いている人、家族を伴っている人などとすれ違うことになるが、地下鉄では駅員さんが介助しているところも見受ける。地下鉄は、日本が英国の形式を取り入れたこともあり、改札の通り方などは同じであり、駅員は非常に少ない。しかし、違うのは、改札口の内側にだいたい一人は立っている。その駅員がガイドをしている姿をたびたび見ることがある。
 RNIBの諸活動については、いずれ別項で示していきたい。特に、アクセス・パートナーシップでまとめられている、建物・環境のアクセス・ガイドラインに関心をもっているところである。


以下の写真は旧RNIBである。

グレート・ポートランド・ストリート。道の向かい側からRNIBを撮影しました 右手にRNIBの看板。ここから1分ほど先に地下鉄駅があります
グレート・ポートランド・ストリートのRNIB 右手にRNIB、この先に地下鉄駅


RNIBの入り口 入り口にストリート名と地番の表示があります 同じく、RNIBの入り口


ショップはゆったりとしたスペースです 日常生活用具の棚の写真です。特に目新しいものはありません。 同じくディスプレイの写真。棚は3段になっていて、見やすいです
ショップはゆったりしたスペース 墨字用フレームなど日常用品 正面にはキャンペーン用諸資料


同じく、ディスプレイの写真です ロンドン市内を縦横に走る地下鉄路線図の拡大版が壁にかかっています
右手に点字資料、正面に白杖 地下鉄路線図の拡大版


RNIBの正面玄関
RNIBの正面入り口


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